介護豆知識
<ご家庭での清拭(体の拭き方)について>
<蒸しタオルの準備>
 あらかじめ7〜8本熱いタオルを準備しておくと手間が省けて便利です。

蒸しタオルの作り方
 ・熱湯を注いで作る (熱めのお湯)
  まるめたタオルを厚手のゴム手袋でしぼりビニール袋の中に入れる。
  (注) ゴム手袋でしぼって熱いと思う温度が清拭時に丁度よい。しかし、拭く時にもう一度、自分の手で熱さを確認してから使用しましょう。

 ・電子レンジで作る場合
  水にぬらしたタオルを2本ずつ包装用ラップフィルムに包んで準備する。

<清拭 (体の拭き方) の手順>
拭き方の順序
@
 ・拭く時は指腹で常にタオルの新しいところで拭く。
A胸→腹
 ・お腹は 「の」 の字を書くようにしながら拭く。
 ・わき腹も忘れないように拭く。
B
 ・手は下からささえ、手首から腕のつけ根に向かって拭く。
 ・腋下は汗をかきやすい場所なので忘れずに拭く。
C背中→腰
 ・向こう向きにし、抱え枕等をして楽な姿勢にする。
 ・背中は背骨や肋骨の走行にそって、他は下から上に拭く。
 ・臀部は円を描くように拭く。
D
 ・足首から膝までを末梢から中枢に向かって拭く。
 ・膝は、膝頭を丸く拭き、関節の下も充分に拭く。
 ・大腿部はつけ根迄拭いておく。
E陰部
 ・陰部を拭くときは、専用の洗面器とタオル (色物、柄物をつかう等の区別をしておくとよい) を使う。
 ・自分でできる場合は、なるべく自分で拭いてもらう。
 ・自分でできないときは、気兼ねさせないようにして、ていねいに拭く。
 ・洗浄するときは足のつけ根から恥骨の上に沿って反対のつけ根までタオルで囲むとお腹のほうにお湯が流れる事を防いでくれるので、着衣やシーツを汚しません。

<注意点>
 ・清拭をする場所以外は、バスタオルでおおう等、露出しないよう注意しましょう。
 ・蒸しタオルで拭いた後は必ずかわいたタオルで拭き取りましょう。
 ・全身清拭は皮膚の状態等を観察する機会にもなります。
 ・体を横向きにする場合、麻痺や痛みがある方を下にするときは、できるだけ手早くすませ負担を軽く少なくしましょう。